栄養素の代謝入門

ブドウ糖を燃やす

最も基本的な栄養素の一つであるブドウ糖(グルコース)で、
本当に火をつけて燃やしたときの化学反応式を作ってみます。

 

生体を構成する有機化合物は、主に「炭素原子(C)」、
「水素原子(H)」、「酸素原子(O)」からなっています。
ですから、

 

「燃焼」とは、酸化されることに他ならず(酸素の結合する)、
完全燃焼すると「炭素原子(C)」、「水素原子(H)」がそれぞれ
「二酸化炭素(CO2)」と「水(H2O)」になるのが基本です。

 

ブドウ糖の1分子は、「炭素原子(C)が6個」、「水素原子(H)が12個」、
「酸素原子(O)が6個」からなっています。
これを燃やすと、「CO2」が6個、「H2O」が6個生じます。

 

C6H12O6 + 〔  〕O2 → 6CO2 + 6H2O 

 

この、右辺のO原子はこごうけい18個ですが、
ブドウ糖がOを6個持っていますから、そとから加えるべきO原子は12個、
O2分子でいうと6個です。

 

C6H12O6 + 6O2 → 6CO2 + H2O

 

実際に起こっている代謝の過程を化学反応式で書くと、とても複雑です。
ですが、それらをすべて合算して初めと終わりだけを見ると、
この式と同じものになります。

 

この化学反応式は、私たちが呼吸している(酸素を取り入れて二酸化炭素を排出している)ことの意味を、
端的に教えてくれます。